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【高断熱の家】スマホの電波が悪いのは断熱材のせい?原因と対処法

2023 3/16
パッシブデザイン・高気密・高断熱
2023年3月11日 2023年3月16日
【高断熱の家】スマホの電波が悪いのは断熱材のせい?原因と対処法

私が高気密・高断熱住宅を建てたうえで一番困っているのが、スマホの電波が入らないということです。

普段、家族や友人とのやり取りはLINEといったWi-Fi経由で通信するSNSを使うため、特に困りません。
しかし、たまに電話をしようとしたり、向こうからかかってくる電話に出ようとすると全然通話ができない。

実はこれ、高断熱住宅の欠点なのです。

この記事では、高断熱住宅ではどのようなことが起こっているかを解説します。

以下がこの記事でご説明する内容です。

この記事の内容
  • 高断熱住宅で起こる電波障害の事例
  • 電波が悪くなる原因
  • 電波を改善するためにとれる対策

残念ながら、家を高性能にしようとすればするほど、この弱点が降りかかってきます。

とは言え、致命的とまで言うと大げさなので、事前に対策方法を知り、心の準備しておきましょう。

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  • 高気密・高断熱住宅のデメリット!
目次

高断熱の家ではスマホの電波が悪くなることがあります

圏外のスマホ

高断熱の家に住み始めると、スマホの電波が異常に悪いことに気が付くと思います。

今まで住んでたアパートじゃ何の問題もなかったのに…

実際に、どんな困ったことが起こるのでしょうか?

スマホの通話ができない

高断熱住宅に住んでいると、スマホで通話ができなくなることがあります。

例えば、私の家では着信はできるものの通話はできないことが多いです。

場所によっては完全に圏外となってしまう場合もあります。

インターネット通信も激遅ですね。

プライベート携帯のSIMは楽天モバイル、仕事用携帯はDoCoMoです。どちらも同じような症状になっています。

ちなみに家の外に出ると、どちらの電波も良好です。

ポケットWi-Fi、ホームWi-Fiがつながらなくなる

ポケットWi-Fiや据え置き型ホームWi-Fiもほとんどつながらなくなります。

これらのWi-Fiは、普通の携帯電話の電波を拾ってインターネットにつないでいます。だから、スマホが圏外となる状況と同じことが起こります。

ホームWi-Fiの場合はスマホと比較すると電波の受信感度の良いアンテナが入っているため少しはましになりますが…

満足するレベルではないだろうね

もちろん、光回線を家に引き込んでWi-Fiにつないでいる場合は何の問題もありません。

住宅内で電波が悪くなる原因

ではなぜ家の中では電波が悪くなるのでしょうか?

電波が悪くなるのは次のような原因があります。

家の中の電波が悪くなる原因

  • 家の構造
  • 断熱材の材質
  • 窓の種類
  • 外壁材の材質

家の構造による電波障害の影響

木造の家、鉄骨の家、鉄筋コンクリートのマンション

建物の構造によって、電波障害が発生することがあります。

鉄筋コンクリート造や鉄骨造りの建物では、建物の骨組みの金属によって電波が遮断されるため、電波が届かなくなることがあります。

一方で、木造の建物では、比較的電波が通りやすい傾向があります。

でもうちは木造なのに電波が弱いよ?

実は木造でも金属部材がいっぱい使われているんだ!

断熱材による電波障害の影響

高断熱住宅では、高性能な断熱材が使用されることが一多いです。

しかし、この断熱材が電波を遮蔽する原因となります。

一般的に断熱材の素材は、グラスウールやロックウール、ポリスチレンフォームなどが用いられます。これらの素材が電波を遮蔽することはほとんどありません。

断熱材の遮熱層(アルミシート)

実は高性能な断熱材には、太陽による熱を遮蔽するアルミシートが張り付けられています。本来は赤外線を反射するためのものですが、一緒に電波も遮蔽してしまうのです。

実は金属に囲まれた家になってたんだね

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窓による電波障害の影響

窓ガラスも実は金属膜が入っています。

窓ガラスの中には「Low-Eガラス」といって、目には見えない表面に薄い金属膜をコーティングしたガラスがあります。

ガラスにコーティングされたLow-E膜が太陽の熱や部屋を暖房で暖めた熱を吸収・反射します。その効果として、夏の暑さを和らげ、冬の暖房効率を高める等、室内の快適性を高めることになります。

通常「Low-Eガラス」は、複層ガラスを構成するガラスとして使用されます。

目に見えないほど薄い金属膜でも、熱と電波まで反射してしまうんだね

外壁材による影響

外壁材には、金属を含む素材が使用されることがあります。

例えばおしゃれで最近人気のガルバリウム鋼板など。

ガルバリウム鋼板はアルミや亜鉛を主成分にしています。

これらの素材が電波を遮断し、電波障害の原因となる可能性があります。

私の家は、高断熱・Low-Eガラス使用・ガルバリウム鋼板の外壁です。

そりゃあ、電波も入ってこないはずだぁ

家の電波が悪い時の対処法

でも、家の中で全く電波が繋らなくなるわけではありません。

電波が悪いと感じたときは、以下のような対処法があります。

窓をあける

窓を開けることで、電波を遮蔽する窓ガラスがなくなるので電波を受信することができます。

場合によっては、建物内の電波状況も多少は改善する可能性があります。

ただし、周囲がうるさかったり、空気がきたない。暑かったり寒かったりすると長い間、窓を開けることができない場合もあります。

根本的な解決にはなりませんね…

フェムトセルを付けてもらう

フェムトセルは、建物内で電波を発生させる装置です。

フェムトセルを簡単に言うと「家の中の小型基地局」

フェルトセルを使った時の屋内電波改善のイメージ

フェムトセルを設置することで、建物内で電波を発生させることができるので、状況を圧倒的に改善することができます。

ただし、フェムトセルを利用するには、次の2つの条件が必要です。

対応キャリアを利用している

docomo、au、ソフトバンク、楽天モバイルのMNO事業者のSIM利用者である必要があります。
条件付きですが、ahamo、povo、UQ Mobile、LINMO、ワイモバイルでもフェムトセルが設置可能です。

対応している光回線を利用している

各社対応している光回線に制限があります。
対応状況については、各社のHPでご確認ください。

▼ 関連リンク

docomo >> 屋内の電波改善装置のご案内
au >> auフェムトセル(VoLTE)
ソフトバンク >> ホームアンテナFT(4G LTE)
楽天モバイル >> 楽天モバイルご利用者様用電波改善・調査依頼

フェムトセルを設置するためには基地局設置に関する届出が必要です。申請は通信事業者が代行してくれますが、手続きは必要となります。

レピータ・屋外ドナーを設置する

レピータとは、受信した電波を増幅させる装置のことです。

屋外にドナーと呼ばれるアンテナを設置して配線を通して室内のレピータから電波を発信します。

フェムトセルとやっていることは近いですが、こちらは電源さえあれば光回線は必要ありません。

レピータ・屋外ドナーも通信事業者に申し込みをして、設置してもらいます。

フェムトセルと同様に3大キャリアの契約者のみが申し込みでき、MVNOの利用者は使えません。

フェムトセル・レピータのデメリット

電波調査の結果によっては付けられない

フェムトセルやレピータは申し込んだあと、電波状況の調査が行われます。
その結果によっては、設置してもらえない可能性もあります。

電気代がかかる

フェムトセル・レピータには電源が必要で、電気代は自己負担です(月200〜300円程度)。
ただし、設置は無料です!

他社回線に変更する

スマートフォンの契約先や通信事業者を変更することで、電波の受信感度を改善することがあります。

たとえば「楽天モバイル」は屋内に強い周波数帯の電波(いわゆるプラチナバンド)を使えません。そのため、室内では電波が弱い傾向があります。

必ず改善するわけではありませんので、注意してください。

私の家は、楽天モバイルでもdocomoでもダメでした…

電波が悪くなるのは高断熱住宅のデメリット

高断熱住宅には、外気からの熱や冷気を効率的に遮断するため、断熱材や二重サッシが多く使用されています。

しかし、断熱材や二重サッシに含まれる金属が電波を遮断することで、スマートフォンなどの通信機器の電波が届きにくくなる可能性があります。

そのため、高断熱住宅の場合、電波状況が悪くなるということを念頭に設計しなければなりません。

とはいえ、きちんとWi-Fi環境を整えればデータ通信については問題ありませんし、電話も家の外に出るなど簡単な対処方法もあります。

大手キャリアのSIM契約者であれば、フェムトセルやレピータの貸し出しを受けることも可能です。

高気密・高断熱にするメリットも非常に大きいので、電波を理由にあきらめるのはすごくもったいないですよ。

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